コーラス、駅弁、カンディンスキー

yokkobukko2011-01-23

朝コーラス。今日はBもわたしも夕方から飲みがある。それまでたっぷり時間あるので美術館に行くことに。途中どっかで昼飯だけど、昨日の今日でまた駅弁祭りに寄る。あのひとごみが大嫌いというひとも多いのに、ひとごみはともかく貪欲なのかな、わたしたち。昨日帰りの電車でちらしにどばーっと載った各地の駅弁写真見ているうちにコンプリートしたくなってきた。まあ、無理ですけど。ちょっと火がついてしまった。ひとり三つくらいずつ食べれば、と思ったけど、おとなしくひとつずつ。わたしは香川県のタイラギ貝、Bは北海道のかきめし。コンプリートには数年かかりそう。
カンディンスキー青騎士。おもしろかった。みんなが知ってるあの抽象に至る軌跡、弟子のミュンターとの不倫、これに青騎士の運動がからめてある。ミュンターって下手とまではいかないけど、あんま上手じゃない。すくなくとも抽象絵画の素養がない。なんか精神的についていってないんだけど、なんとかカンディンスキーにはついていきたい、その空回りな感じが画に、手紙に出てて、かわいそうになってくる。青騎士のメンバーって別にカンディンスキー以外、うまいひとはいないんだけど、精神的には成熟してるし、自信満々だし、アーティストだし、勝手だし、ミュンターその狭間で、背伸びしてたんじゃないかな、と思われる。
最後の部屋にあった具象でようやく自分とりもどしたか、という、下手でいいじゃん、という気分になったか、これは、という画があった。それをカンディンスキーがどう褒めたかキャプションにあってせつなくなった。なんだよ、まだ先生きどりなの、もうほっといてやってよ。