上野に振られる

弟の都合で、今週はベビーシッターお休み。せっかく時間が空いたので展覧会にでも行こうと上野へ。お目当ては東京芸大美術館のデューラーとルドンによる黙示録展、上野着いて、公園横切って、目の前まで歩いて、巨大ポスター見て、はたと気づいた。来週からだった！
西洋美術館でもデューラーやってた！と思いとぼとぼ駅前まで戻ると、これまた来週からだった！法隆寺宝物殿行ってもよかったが、同じ道を行ったり来たりする気になれず、こないだ見たばかりだけど西洋美術館の常設展を見る。こないだは特別展の版画を見るために、半ば飛ばしたので、飛ばしたぶんをゆっくり。飛ばしたとこは中世宗教絵画とマニエリスムの部屋だった。なかなか見ごたえありおもしろい。スペイン絵画も飛ばしていた。それにしてもおそろしいほど大きなコレクションですね。
千駄木にいたBと合流、下高井戸で食事。前回見つけたワインの店のセカンド。非常におしゃれ。カウンターだけの店。グラスワインもワイン好きなひとが見たらうれしいとりそろえなんだろうけど、わたしらにはさっぱりわからん。ロゼがうまかった。ものすごく好みだった。プロバンス、バンドールといっていた。エチケットには船のマーク。タンピエ、と名前ありました。たしか。カウンターに置いてあったワイン本の地図ページでその地を探す。マルセイユより東、カンヌより西。海沿いの街でした。あのへんもやもやしてるなあ、わたしのなかでですよ！しかし料理旨いんだよな、あの店。頼んだら、お兄ちゃんがおかもちで、はす向かいにある本店から運んできた。ワイン、好きなほうではないけど、だんだん自分の好みがわかってきた。「まだ閉じてるんで、強めに回してください」と言われ、忠告聴かずにのんで、旨いと思い、まわして、嫌いめの味になった。こういうことが昨日だけで二度。つまり閉じてるワインが好きなんじゃない？わたし？？
自閉した酒が好きなんだ、わたし。なんかグルメじゃないよね、ぜったい。