西新宿で台湾料理

yokkobukko2010-09-04

Bの執着で週に二度目の湯川潮音。ワンマンではなく、専門学校の地下にあるステージで催されるイベントのひとつ。行ってよかった。ワールドスタンダードとの共演もよかったけど、キセルを知ったことがよかった。おもしろい兄弟だなあ(兄弟だと思う)。キリンジを京風にくったりさせたような感じ。あるいは干物にしたような。歌詞もおもしろいけど、なによりメロディが楽しい。意外な展開だけど、不思議とスタンダードにおさまるというか、しっくりくる。知った曲があって驚いた。原田知世に提供した曲だった。これがいい曲だった(帰って知世バージョン聴き直した、知世ちゃんにあて書きしたのか、というような、味)。カヴァーをやった。おなじみの短い手紙。生活の柄、アンコールで三組の共演でワンコーラスずつうたった。ワルスタはスチールギターのひとが歌った、味があった。
帰りにはす向かいに見えた台湾料理に行った。旨かった。ここひと月、しばらく、ぱっとしないものばかり食べてたんだな、「おいしい」にはこういうレベルがあったんだと久々に思い出した。腸詰も旨かったが、もつの炒めものが忘れられない味になりそう。それなりに高い店ではあった。マダムが上品で、薦められてついついオウギョウチイー頼む。うっすらした寒天のようなもので、軽く繊細で、それでいてやわやわかというとそうでもなく、壊れた断面なんてしゃりーんとしてきらきらしている。不浄の抜けた、天上の食べ物という感じ。こればっか食べてたら仙人になっちゃうかも。