サイクリングふたたび

yokkobukko2010-02-21

今日はコーラスお休み。ひさびさに自転車ででかける。まずは多摩川に沿って、いつものようにいつもの自転車屋ですこし休憩。ちょうど無料メンテ講習会はじまったので聴いていく。タイヤチューブ交換と、オイルの差し方など、知ってるようで知らないことあった。本に載ってる写真だけじゃどうもわからないもんね。講習会終わって、河岸に腰掛けて、どこいこか、と話す。ノーアイデア。結局国立へ。いつもは大学どおりのある南口をうろうろすることが多いんだけど、自転車は便利だけど、一度走り出すと止まるの面倒になってきて、結局どこでもお茶できないということがよくある。まあ、水筒持ってるからそれでいいんだけど。午後になって徐々に冷えてきて、どこかであったかい飲み物のみたい気分。といってぴんとくる店もなし。北口のほうへまわってみようと、踏み切り探して、線路に平行する道を西へ移動していると、意外とかわいらしいギャラリーが並んでいる。自転車またがったまま中覗いていると、なかから感じのいい学生さんが出てきてどうぞ寄っていってと誘う。古本屋さんに併設されたギャラリー。世界一周リレーなるものをやっている一ツ橋の学生さんの展示。たすきのかわりにお守りをリレーしているらしい。基本はひとりで世界一周。写真より世界で集めてきたビールのラベルや、おかし、たばこのパッケージがぎっちり貼ってあるアルバムがおもしろかった。学生さんが暖かい紅茶をご馳走してくれた。古本屋さんサイドの棚もおもしろかった。京都の本を買う。次に覗いた木造のあばら家のような佇まいのギャラリーも狭いのに落ち着けるとこだった。結局、ものは買わなかった。さっきお茶も飲んでしまったし、暖も取れたし、いそいでどこかへいくこともない。手彫りのスプーンや、アルミのような外観の銀の小皿、薄くて華奢でいかにも軽そうなのに、テーブルに張り付いたみたいに重量のある、一面錆色の小皿、やきものの円錐、三角錐、四角錐(お習字の水滴かと思ったが、穴がない)版画のきれはしでできた、ピアスくらいしか入りそうにない小箱、手造り、そしてなんの役にもたたぬ、愛らしいものものにたくさん触れて、贅沢した気分になった。こういうものは購入して自分のものにしなくても、すでに自分のものになってしまう。まあきみらはそこにおいでなさいよ、というオーナーの余裕みたいのを勝手に味わう。
ひとつの町に三回、四回と遊びにくれば、こういう店を見つけられるのかもしれない。そのギャラリーでもらった葉書をたよりに焼き物のギャラリーを探して北口へは渡ったけど、道にまよってしまった。こちらの町はまだそっけないみたい。日が暮れて来たんで帰ります。