語学、コーラス復帰

いつかの海

ぼちぼち、ぽちぽち日常が戻ってきています。しかしながら多少ものごとを整理した。やめるとか、捨てるとか。年始くらい、いったんものが少ない状態に戻したい。どうせ年末には未決事項がどっと山積みになってしまうし、保留事項は年々増えるし。
日曜日はコーラスはじめ(先週は練習さぼって温泉行ってしまったので)。マタイ、ふたたび一曲目に戻っている。ヨハネ一曲目ほど難しくはないけど、フラグメントが小さくて、曲の全体像が見えにくいので、集中がとぎれてしまう。つまり、ちょいちょい睡魔によばれる。途中、練習場借りている会館のひとがやってきて、「ここで楽器をつかって音を出すのはやめてください、こういう活動は禁止されています」などと言うので、びっくりする。あまりに意外。合唱団設立から十数年、長くここで練習してきて、そんなこと言われたことないはず!と思ったが、あとでみなに確認したところ、たしかに日ごろなにげなく使っている研修室とか、会議室とかには、役所の決めた使用ルールがあるというのだ。そして今日我々のいる部屋は「音を出してはいけない」ほうの部屋なのだった。ああ、確信犯であったか、そういうことならさきほどのきびしい注意も頷ける、と思ったが、よくよく聞くと、音にも種類があるらしく、カラオケだとか、部屋に設置してあるオーディオから出る音は問題がないのだそうだ。つまりアンプで増長された歌唱であればよく、持参したキーボードと生声による歌唱はだめだということらしい。たしかに、非常に理不尽な線引きなんだよなあ。係りのひとが言い残していった「今日はしかたありませんが、今後、こういう活動現場を見つけた際には、施設利用をやめていただきます」という言葉に、みんな、まるで世界から忌み嫌われ弾圧される放浪の民のような顔で、途方にくれてしまった。とりわけ先生の動揺がはげしく、しばらく練習にならなかった。