自転車日和

yokkobukko2009-12-06

ぽかぽかとした日曜日。
先生が回転椅子から落ちて腰を痛めたため、コーラスはしばらくお休み。Bは午前中のみ外で仕事。彼の帰宅を待って、のんびりアイロンかけたり、語学の復習したり。うずうずしてきて自転車メンテ。チェーンを念入りに掃除。午後はひさしぶりに走ります。とはいえ、夜は約束があるので、あまり遠くにはいけない。まずは隣の隣の町にある百草園へ。大栗川から小さな丘を越えると、いきなり鄙びた里山が広がってて新鮮。収穫の終わった田畑、裸木に朱色の実つけた柿の木、こまめに剪定された生垣、日陰はすえた、日向は芳しい、冬の匂いがする。側溝に落ちないように気をつけながらゆく。激坂にも挑戦。牧場もあった。
百草園ははじめて入りました。小さな三角山のてっぺんあたりを囲って、こちら側は荘園風に手が入れてあるけど、向こう側はわりあい自然のままで、谷間に下りてくと、厚さ数センチの枯葉の層に昨日の雨がまだしっとり残っていて、ところどころでずぼっと靴底が土に食われる。一日の日照時間も短そうなのに、意外と谷側の緑が鮮やかなのが妙。雑木林に差し込んだ光をぜんぶごくごく呑み込んでいる。日向がゆっくり動くのを眺めていると底冷えてきた。日のあたる荘園側で最後の紅葉を楽しんで出発。山下って牧場が経営しているらしいジェラート屋。ミルクジェラートって、すかっと空振りの味といいましょうか、とらえどころのない食べ物なんですなー。それってどうなの?ってことだけど、さっき会った牛さんのじっとりとした存在感を思い出しつつ口に入れると、食べた気がした。
サイクルコンピュータみるとまだ十キロも走ってない。高幡不動まで走る。お参りして、お守り買って、屋台冷やかして、参道をうろうろしてユーターン。さすがに日が暮れてきて冷えてきました。アンダーシャツと薄手のウィンドブレーカーだけなんで寒い。やっぱ厚手のを買おう。途中で飲んだコーヒーがやけにうまかった。
夜は日本語の生徒さんふたりと食事。Bもいっしょ。最初、緊張するとか言ってたけど、けっこう和んだ。