すりこまれている

yokkobukko2009-10-29

先週ザッピング中に、名作劇場のハイジに再発見(初回のころ見てたんだけど、一度見失った)。いきなり「クララのいくじなし〜!クララが立った!」という例の回で、もう佳境なんだけど。今週はそっから「クララが歩いた〜」から「また会う日まで」というラスト二話。あらためてじっくり見ていちいち感服。心情の描写が紋きり型じゃない。クララが鬱ってくとこは細かい(一度は決別した車椅子を物置に取りに行くあの回です、斜面すべりおちってって岩にぶつかって空中で分解する車椅子!)、おんじの目配りとか、ペーターのうちの極貧ぶりとか、無言なんだけどいちいち細かくて。はたまた絵の表現も骨太で、おんじのうちの物置の扉の留め具の本物ぶりとか、どんだけ細かいのよ。わたしたちの世代がヨーロッパかぶれなのは、このひとのせいだろ、ハイジにすりこまれてる、とBと話す。
ハプスブルク展みにいった姑さんからおみやげ。おそろしく甘いデメルのあれ
大仰でいいです