ジャパンカップ宇都宮

yokkobukko2009-10-25

6時前に起きてシャワー、コンビニパンで朝ごはん。寒いです。完全に風邪引いてる感じ。厚着したいが例によって防寒着を忘れた。とりあえず昨日コンビニで買ったあったか首巻。
 ホテル前に路駐されたマーヴィック。
なんかわくわくしてきますね。
7時過ぎに駅裏、所定のバス停着くと、すでに長蛇の列。思ったより待たなかったかな。バスには30分くらいで乗れたが、道のほうが混んでいて、せいぜい十キロかそこらに一時間以上かかった。来年はチャリ持ってくるかな。会場着いたら9時で、もうスタートまで一時間。
 
いっぱいブースが出ているし、とりあえずいま防寒に使えそうなものを物色、栗村さんがよく着ているAスタイルのジャージ買う。ウェアもいっぱいでていて物欲高まる。長袖アンダーシャツ買う。バイクパンツ長いのほしいけど。とりあえず指先まであるグローブ。
レース観戦初心者ゆえ、どこでどう見るのがいいのか作戦がない。とりあえずスタートダッシュは見たいので、最初の上りの途中に場所を決める。9時。スタート。先導車が走り出し、選手がやってくるんだけど、すでに日本人勢が猛ダッシュ。最後尾でフォイクト笑ってた。スタート見送ったとたんに腹が減ってグルメゾーンへ移動。(あとあと思うと、このとき山頂までのぼるべきった。こののちすぐに山頂は定員オーバー。観戦スペースなくなった)
        
十周回のクリテリウム。あたりまえだけど、テレビとちがって観戦者の目はレースを追走できないのです。動ける範囲で、部分ぶぶん試合を観戦するしかない。野球やサッカーだとどんなに悪い席でも、試合を俯瞰することができなくなることはないし、全容をつかむことができないことはない。これが大きなちがいなんだなあ。しかも、レースが目の前に戻ってくるのを十〜二十分待って、通り過ぎるのは、ほんの一瞬。しかし、それなのに!なんだこのおもしろさは。F1観戦なんかもそうなのかもしれない。スピードは別の次元のことをたくさん語るんだなあ。自覚はないけど、脳は膨大な情報を受け取っているのかもしれない。とにかく、なんでか満たされてく。もりもりしてくる。コースをショートカットする二キロ弱の道を歩いて移動するあいだに、選手は十二キロくらい走ってくる。こっちとあっちの時間の流れが合流する。ここと場所を決めてデイキャンプ張ってるひとなんかはずっと定点で選手を待って時間を過ごしている。自転車で観戦に来たひとびとは裏道やらあぜ道やらをうまく使ってレースのあちこちに偏在するようにしてレースを解釈する。体使ってものを見るのはおもしろい。なんかいろんなアイデア涌いた。
お昼過ぎて、ふたたび腹ごしらえ。いよいよ残り三周くらいになってくると、レースが実質的に動き始める。ラスト三周は最周回のコースの合流地点で見ることにした。これまでプロトン共牽きしてたリクイガス、FUJI、サクソ、ISD、ケスデパから動きが。逃げ吸収して、最初に早掛けしたのはどこだったのか!?あとの展開からみてサクソかなあ。トイレ行ってたうちになにかが起こってた!集団が分断されてる。新城君どこだ?バッソどこだ?って感じで、巨大モニターの情報見て、集団戻ってくるの待つと、もう話が変わっている。ケスデパはかなりいいかな。先頭集団に三人?リクイガス、サクソもいい。セレンセン、フォイクト、あとひとり。いったんうしろに残された新城、ヴィスコンティと猛追。しかし残り二周になってからのスピードはどのくらい?たぶんゴール前のカーブんとこで60とか出てたんじゃないかな。もう風にしか見えなかった。最終周にはいるとこでもう新城はきれてて、あとはもう先頭数人の争い。セレンセン飛び出してうしろちぎって、決定的。優勝はセレンセン。二位争いのスプリントも風。なにがなんだかわからぬうちにゴール。ケスデパとリクイガスのユニフォームがわかっただけ。二位はモレーノ、三位はサンタロミーナ。結局チーム的には強豪がポディウム独占したけど、どこもエースでないとこがおもしろい。
表彰式みて、バス乗り場向かうとこでフォイクトに遭遇、サインペン見つからず、握手してもらいました。
笑顔で手を振って去っていくフォイクト、カメラ間に合わず。

観戦についてはいっぺんでいろいろ学べたから、次はもっとおもしろく見れそう。レースの全容はさっぱりわからなかったけど、全容がなんぼのもんじゃいというディテールの底抜けの魅力。もう帰ってこれんよ。