ジロ第十四ステージ

yokkobukko2009-05-23

レースも中盤越え、このくらいになってくると、なんというかポジティブな面でなくネガティブな面で結果に差がでますよね。山岳。頂上ゴール。とスケジュール表には書いてあるけど、最後の上りは山岳というより、ワンデーの超長の激坂、という感じ(山岳にしては距離が短いが斜度が高い)。しかも真っ直ぐの男坂(サン・ルーカの山頂の教会へつづく夢のような石造りのギャラリーの横を走る)。これだと他人が落ちていくなかペースを守って前へ出るタイプのサストレ、ライプハイマーには厳しいかな、その前にゴールが来てしまうよ。ディルーカも口ほど力を発揮できなかった。優勝は逃げきり、坂めちゃ強かったサーベロの・・・名前失念(ジェランでした)。それにしてもライプハイマー、下りや上りに、ほんのちょっとずつ弱点があって、たぶんうまく走れば目立たないんだけど、今回は全部それが出ている気がする。ペリツォッティはもはやあからさまに自分のために走っている。ランスは気のせいか、ものすごく余裕でてきている。恐ろしいひとだ。あ、カヴェンディッシュはリタイア。まあ、もう見せ場ないか。
ここまで見てしみじみ思うけど、コース内容によってほんとに結果が変わってくる。頂上ゴールか、下りゴールか、頂上ゴールであっても、頂上までの斜度は?距離は? そして今回のジロは、そのそれぞれが微妙だ。60キロTTもそうだけど、噂の17ステージにしても、頂上ゴールで登坂距離は長いけど、ステージ全体としては短い、とか。シロートのわたしに読めないのは当たり前だけど、選手、チームもそうだろう。仲良くしないとリクイガス。うーん、プロの助けなしでは立体的にレースが見通せない。そろそろ栗村さんの解説ほしいなあ。ツアーオブジャパンはまだ続く。