中華街の夜

yokkobukko2009-02-12

夕、中華街。叉焼がうまいという食堂でKさんと待ち合わせ。秋に彼女の働くワインバーに訪ねて以来だが、ふたりでゆっくり話すのはもっとひさしぶりだ。その間には、その間にあったことが、どどんと横たわっている。
簡単ではない話を、ふわふわ飛ばさないように、叉焼とともにもぐり、もぐりと口に入れて噛む。それを老酒で呑みこむ。これを繰り返してたらほんとに沁みて、酒で酔ってしまった。話しはじめは、かならずなにかを掴んでいるのに、中途で道を失い、あれえっ、となる。酔ってなくても、まあ、そのへんにいるんだ。
自立と依存の話おもしろかった。「自立ってあじけないものです」(だったか)
Kさんは明日から新しい職場だそうです。
帰りは菊名横浜線に乗り換えてみる。意外と近いんだ、中華街。十時過ぎの薄暗い電車のなか、つり革につかまりながら「こころ」読む。