マンスリーライダーズ

夜は新宿ロフトムーンライダーズ。これからしばらくマンスリーでこういうこじんまりしたライブがつづく。前座はトクマルシューゴ。前に古着屋でおしえてもらったひとだ。最初聴いたときは小山田そっくりと思ったけど、まとめて聴くとジム・オルークにも近い。ものすごい挙動不審なひとだった(緊張してたのか)。ほとんどの言葉が言いかけのまま、ぼじょぼじょっと消えていく。ものすごく難しいことをやろうとして、ほとんど弾き損じている感じは、ある意味で、ライダーズ魂を体現している。ライダーズは前期のB1グランプリ(B面一曲目集)。フーちゃんのスカはもうなかった。実のところ、ライダーズは難しいことをやろうとして、かなりのことができちゃうひとびとだと思う。でもわざと弾き損じる方向に、ハードルを上げるというか、バランス取りにくい方向、ぜったい安定しない方向に進み続ける。抽象的だけど、ライブの感想。