ザルツ初日

yokkobukko2008-05-03


ザルツ初日。快晴。聞いた話によると昨夜は大雨が降ったらしい。起きていたはずなのに。寝てたのかな。コーラスのメンバーとミラベル公園、旧市街、モーツァルトの家、聖ペーター教会、大聖堂と観光。2、3キロは歩いたんじゃないか?
そのあと自由時間。夕方にはリハーサルがあるから、まあほどほどに・・・のはずが、やはりというか、結局、山の上の砦まで歩いてしまう。初日ってやたら元気があまっているのだ。ケーブルカーだと10ユーロかかるというが、歩いてのぼっても結局入場料が7ユーロかかった(ケチだから)。でも、その甲斐あった。街もきれいだったけど、まだいただきの白い連峰がうつくしくて、コーヒーおいしくいただきました。
 

さて旧市街から新市街のホテルに大急ぎで戻ったはいいけど、すぐにホテルから大聖堂までトンボ帰り。1キロ強の道のりを逆戻りするのはきつかった。40代前後の我々夫婦でさえきつかったくらいだから、喜寿を越えたK谷さんはじめ、年配陣にはさぞやきつかったろう、ほとんどサバイバルゲームのような感じで、時間内にリハーサル会場にたどりつけなかった人が数人出た。それでコーディネーターのK月さんとメンバーのあいだに不穏な空気が流れる。時間通りに集まったザルツの合唱団の人々は少々困ったような顔ではあったが、基本、きっちり歌ってくれる感じで、少し安心。楽団もしっかりしている。なにより指揮(通称マエストロ)の指示がメリハリきいてて気持ちよい。語頭の子音の弱い日本人にダメ出しもためらわない。テンポも速い。が、思ったより歌いやすい。強い息吹を吹き込む指揮だ。ピリッとピリッと、モーツァルトの音になっていく。楽しい。

夕食はA沢さんに連れられて、メンバー数人とアウグスティナー修道会のビール工房のようなところへ。疲れていたけど、行ってよかった。おもしろいところだ。屋台村とビヤガーデンをあわせたような、フランクな明るい雰囲気。ビールを1リットル飲んで、軽くつまみを食べて、楽しく笑って、明日の本番はがんばりましょう!と盛り上がった。初日、上々のすべりだし。