パリはわかってくれない

ところでEのM。この夏新しくオープンしたターミナルだった。どこもかしこもピカピカだ。音楽ブースまである。
いままでのFはどこいったんだろう?
このターミナル、フランスが一押ししたい、外国人にぜひ知ってもらい、買ってもらいたいというような高級品や流行りもの、最先端商品とかのブティックが並んでいる(そのへんに置いてあったパンフにそう書いてあった)。なんでかスターバックスまである。そうだ、このデザインの洗練の方向性はスターバックスだ。

わかってない。まるでわかっていない。
はっきりいって、ぜんぜんわたしの気持ちとマッチしていない(まあ、わたしの気持ちに沿う必要性については強く主張はしません)。
普通でいい。お店は普通でいいんだよ。ちょっと時代に乗り遅れてる、そういうのがパリらしい。そういうのが外国だもん。そういうズレのなかに、かわいいとか、素敵だとかいう価値を見出す、掘り出し物だなーみたいに。それを見つけるのが楽しいんじゃん。昔Fの地下街にあったテキスタイルのお店とか、よかったのにー。
お菓子しか買うものないので、お菓子と自転車雑誌を買う。
搭乗。寝ます。とにかく、寝ます。
ヨーロッパよさようなら、またたぶん来ます。CDG空港、いろいろ悪口言ってごめんよ、でも、がんばって世界ワースト1からせめて2位、3位くらいになってください。