溶けてなくなる

朝気がつくと、海老さんが死んでいた。2ミリくらいのちいさい海老さんは、三年くらい前にBの誕生日に妹がくれたもの。直径3センチくらいの丸いガラス瓶のなかにふたつのまりもさんといっしょに住んでいて、それで生態系が保たれていて、ただただ生きていた。水が減ってきたら、ときどき一晩溜めといた水を足してやる、というのを繰り返して三年、四年?これまでも死んでんの?と思うことあったが、ガラスつつくと、びゅーっと元気に動いていた。今朝、ガラスのなかにやけに藻が出ていると思ったら、水が沈滞し、動かない。海老さんとともにちいさい世界が終ったのだろう。墓をつくろうとおもって水流してたら海老さんも流れでてティッシュでつまんだら、殻がかさかさとくずれてなくなってしまった。