蒸し暑く肌寒い

夜などは、まったく暑いような寒いような感じで、いよいよ夏が近づいてきたな、という感じですね。日本語の生徒さんのタイのひとたちも、みな口ぐちに、日本の気候に慣れないと言っています。大丈夫、日本に生まれて四十数年のわたしも慣れませんから。一日キーボード触ってる日なんか、もうもわもわ頭から汁が出そうです。
「悪魔くん」読みました。最初貸し本時代の一巻読んで、義弟の本棚探したが二巻見当たらず、ちくま文庫の「千年王国」を読みました。これはすごい。めずらしくつんのめって描かれてるとこもあって、そりゃおもしろいとしか言いようがないんだ。ヤモリ男がおもしろいんだなー、このひとはユダなんだけど、ユダってのは、結局「懐疑」なんだ、だからそれは水木さんの懐疑でもあって、懐疑それ自体は悪じゃないんだなー、なにを疑っているか、はっきりわかっているときはいいんだけど、自分がなにを疑っているかわからぬまま、やみくもになんもかんもを疑いはじめると、泥沼にはまり、卑劣になり、悪になり、後悔になる。