ツール第十六ステージ

yokkobukko2009-07-21

大サンベルナール、小サンベルナール・・・
山岳、超級、一級、下りゴール。サクソ攻撃しかけてきた。ランスちぎって、あのままランス負けてったら、コンタ孤立で、サクソの作戦も成功だったんだろうけど。ここぞというとき強いランス。いま考えると地形を知り尽くしていたのかもしれない、頂上付近少し傾斜ゆるかった。それに下り得意だし。サクソはフォイクトのショッキングな落車(顔からいった)。カンチェも早くに力つきてたし、フランクは味方の牽きにちぎれてるし、気づけばアンディがひとり。今年のサクソはなんかちぐはぐ。サストレは着々と順位上げていよいよベストテンいりだけど。ちょっと遅かったかな、今度は。自分でもそれはよく認識していて、休日インタビューでは辛いめちゃ辛いコメントしていた。自分を見失わないひとだ。
あ、ステージ優勝はアスタルロサ。
追記、ウィギンスについて。本気の減量で平地スペシャリストからオールラウンダーに早変わりしたウィギンス。グルペットの常連が、先頭で矛先つきあわせてるんだから、最初みなが目の錯覚かと無視していたあたりがおかしい。もう疑いの余地はない、彼は変わったんだ!彼にしてみればオールラウンダー(コンタドール)が先に自分のシマを荒らしにきたのかもしれん。そして、その喧嘩を買ったわけだ、人知れず。
2007年、チームメイトのドーピングでコフィディス撤退の際の、もう二度とツールには出ない、出たくない、と涙で言い放ったウィギンス。今年最大のドラマはここだったかあ。山岳はいってのガーミンの牽き、最初なぞでしかたなかったけど、昨日今日用意されたシナリオではなかったんだなー。いまごろ気づいた。そっかー、ガーミンの狙いはステージじゃなかったんだ、なんと欲深い、そしてかっこいい。